たてかんばん

ゲームとかアニメとか、好きなように綴ります

テンタクルズ限界民ですがファイナルフェス終わりましたね

 

 

 生きてる

 

 

 

(前回記事:テンタクルズ限界民が『スプラトゥーン2』ファイナルフェス告知を見たよ

 

※この記事には百合好き特有の解釈が大量に含まれます。耐性の無い方は回れ右をおすすめします。今回ばかりは致死量だぞ。

 

 

 

 ……ええ、ええ。

 もはや語るべくもないコトですが、一応前回ああいう記事を出して、そこそこ読んでいただけたので。幕を下ろす意味で、ふたたび語らせていただきましょう。

 

 もう、もう、ね、生きてる。

 

 一刻も早くあの結末について言及したいところですが、ここはぐっとこらえて、まずは順を追って。

 

 

 混沌派の結論

 スプラトゥーン2、ファイナルフェス――プラトカリプス

 混沌派、ヒメ陣営。秩序派、イイダ陣営。

 私は再三悩んだ末に、混沌派に票を投じました。

 

 ……いや、悩みましたともよ。

 元は混沌派と決めていたものの、あんな告知見せられたらそりゃ悩みますよ……。

 恐怖にとらわれた彼女の願いを叶えてあげるべきなのか……。

 

 もうひとつ悩ましいことには、前回には言及しなかったことですが、もしかしてこの選択が「次回作におけるテンタクルズの扱い」にも繋がるのかも、という憶測が自分の中にあってですね……。

 

 つまり、混沌派が勝利すれば、新しいキャラクターに後を任せて、テンタクルズは少なくともゲーム上のメインの流れからは退場。秩序派が勝利すれば、新キャラは出るにしても、何らかの形でテンタクルズが再び関わってくるんじゃないかと……。

 

 完全に憶測ではあるんですけど、当方、まだテンタクルズにハマってから半年の身。「もう少し」「長く長く」と願ってしまう心があったのも否定はできません。

 

 

 ……でも、わかってる。

 一番大切なのは自カプの幸福。

 そして、イイダマリネを真に救えるのは私ではないのです。

 

 秩序で統制された世界にもしかし、彼女の笑顔を曇らせるものはあるでしょう。

 けれど世界が混沌の渦に呑まれようと、その中でも変わらない光はあるはず。

 彼女の心の太陽が、恐れに満ちた少女の翳りを照らしてくれないわけがない……!

 

 

 ……ということで、イイダを救うために混沌派に投票したのでした。

 

 もう、これほど「負けられない戦い」を感じたフェスもねぇ。 

 なんとしてもフェスで勝ちたかったので、私の相棒であるところのバレルスピナーリミックスを一旦手放し、塗りによしキルによしの強武器・スプラスピナーを事前に必死で練習したほどですよ。

 鬼気迫ってたね私。

 

 結局100倍マッチこそ来なかったものの、そこそこ練習の成果は出せたんじゃないでしょうか。いっぱい塗っていっぱい殺した。

 

 

恋の黙示録

 さて、フェスの結果……の前に、あれの話題行きましょうか。

 あれですよ。

 海上に建設された超巨大ラブレター。

 

 フェス開始から48時間後、満を持してファイナルフェスの最後を飾ったのは、祭典の終わりを告げる黙示録の喇叭と、ひとりの少女の恋の結晶「DEAR SENPAI」。

 

 随所にテンタクルズを象徴するロゴマーク。ぐちゃぐちゃに貼られた混沌ステッカーと、整然と並ぶ秩序ステッカー。頭上に飛び交うヘリ、海の向こうにハイカラスクエアの都市。崩壊したネルス像。そしてステージ全体を照らす朝焼けの輝き。

 

 おおかたの予想通り、「オクト・エキスパンション」の最終面をモチーフにした広大なラブレターです。

 BGMはもちろん「フライ・オクト・フライ~フルスロットル・テンタクル(Octo)」!

 

 時間経過ごとにステージ各所にイイダボムが投下され、ラスト1分前には「終末の歌声がきこえる!」のメッセージとともに、世界を救ったあの歌声を轟かせる天使が舞い降りる……という、強力かつシンプルなギミックになっています。

 

 

 いや、もう……

 このステージを、彼女が、どんな想いで造ったっていうのか……。

 

 まずあの、広い中央の空間。私も他の方のツイートで気づいたことなんですが、明らかにヒメセンパイのメイン武器・マニューバーが動きやすいように出来てる。

 ハイカラニュースを見てると、ヒメセンパイがマニューバーのスライドを多用するタイプなのは明らかですし、狭い通路でスライドして落下してしまうのも悩みの種だったようです。

 これをあからさまに解消するようなステージ。

 

 ついでに言えば、高台も自陣・敵陣に最低限あるだけで、中央の段差も低め。センパイ、よく高台のチャージャーにやられる、というのもニュースで言ってましたね……。

 

 極めつけには、ラスト1分でステージ中央から放たれるセンパイキャノン!

 ごめんな味方!! 敵がセンパイキャノン奪うやいなや喜々としてレーザー中央に飛び込みに行ってごめんな!!

 

 センパイキャノンはご存知の通りの破壊力ですが、ステージを海上にしたのはこれによる被害を抑えるためもあるのでしょう。何より、キャノンを撃ってる時のセンパイ、本当に楽しそうな顔なんですよね……。

 イイダあんな……センパイが思いっきり歌えるのは君がいてくれたからってセンパイも知ってるんやで……(号泣)

 

 

 それともうひとつ。

 今までのミステリーゾーンは地下の暗い空間、タコとしての彼女を象徴するような場所に建設されていました。

 が、一転して、DEAR SENPAIはまばゆいばかりの光に溢れています。

 遠くに見えるイカの街、地上を覆う陽光。

 「フレンド・フロム・ファラウェイ」の英題「Into the Light」を思わせますね。

 

 これはテンタ限界民にとっては耳タコな話だと思うんですけど。

 イイダは以前、ヒメセンパイのことを「キラキラ」と表現しています。

 「オクト」のネリメモリーにおける「『キラキラで カッコよくって やさしくて ぜんぶステキ』と黒髪のキミ」ですね。

 

 一方、「イカラウォーカー」では「太陽の光って大好きなんです。あったかくて、キラキラしていて」とも語っていて。で、その直後に「センパイ、いま何してるのかな」ってセンパイのことを思い浮かべるんですよね。

 そういうことだよ。

 

 

 あのステージには、イイダが地上の世界で得たもの、大好きなもので溢れていて……。

 そのすべては、ヒメセンパイにつながっているわけですよ。

 ただひとりの人に向けた地上最大のラブレター。

 「テンタクルズ」としてふたりで築き上げた彼女の世界。

 そして世界の中心には、あの人が光り輝いているのです。

 

 だから過呼吸で「無理」を連呼しながらバトルするのも詮方なくない?????

 

 

 そして

 フェス開始から72時間。

 嬉しいことに最後はDEAR SENPAIで勝利、という形で私のフェスは幕を下ろしました。

 

 そして終了からわずか2時間後。

 フェスの集計結果が発表されました。

 参加者全体の投票数、レギュラーマッチ貢献度、チャレンジマッチ貢献度の3部門の総計で競い、勝利した部門の数で勝敗が決します。

 

 ファイナルフェスの結果は……

 

 

 3-0。

 

 混沌派の勝利!!

 

 いよっしゃあああああああああお疲れ様でしたヒャッッホーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!

 

 もう、私はこの時ホンッッッット嬉しかった!

 

 ただでさえフェスで負けがちというジンクスのあるヒメ陣営で、混沌弱いんじゃないかという噂まで立っていたファイナルフェス。しかもイイダを救わなきゃいけないこの状況での、3-0という結果。

 この中にわずかでも自分の勝利・貢献度が計上されていると思うと本当に嬉しかった……!

 正直秩序がめっちゃ強くて途中泣きそうだったからね私!!

 

 

 

さて………

………………ハイ

 

 そして。

 勝利したヒメセンパイは、自分の望む世界を語りはじめます。

 

 このときのイイダが……また悲痛で……少女で……何回オタクの心臓を17分割すれば気が済むんですか……。

覚悟はできてます」……と言いながら、やはり心は決まらず、彼女は恐怖に耳を塞いでしまいます。

 私もうここで泣いてた。

 

 しかしセンパイは、いつになく真剣な表情で(シリアス顔のセンパイカッコイイ)

イイダ… アタシがフェス中に ずっと考えて出した答えなんだ… ちゃんと聞いてくれよ…

 

 ……うん。

 ヒメセンパイはやっぱりヒメセンパイですね。

 世間的には横暴に見えても、めちゃくちゃ優しいんですよこの人。特にイイダには。

 あのファイナルフェス告知を受けて、センパイは本当に真剣に考えたんだと思います。イイダとの未来のこと。

 

 だって、センパイはいつも真っ先にイイダの意見に歩み寄ってたんですよ。

 前回のパインでもそうだったし。スプリングフェスでも正反対のイイダの意見を「イイダらしい」と笑ってましたよね。

 もう、こういうとこ見ると、やっぱりヒメセンパイは大人なんだな……って思いますね……。

 

 そして、そんなセンパイの望む世界は……

 

アタシ達テンタクルズは……今回のファイナルフェスをもって……

イヤ……ダメ……

テンタクルズは本格的に世界進出することに決めたぞ! ッシャー!! ヤッタルゼー!!!

 

 

 

 ♪こんな~~に明るい世~~界へ~~

 君が~~~私をつれ~~て~~ゆく~~♪

 

 ♪信じ~~ることのはか~~~なさを~~

 君が~~~光にかえ~~て~~ゆく~~~♪

 

 

 ほらな!!!

 ヒメセンパイは最高だろ!!?!?!?

 

 

て、テンタクルズを解散するんじゃないんですか?

んだよ ソレ… なんで解散しなくちゃ なんねーんだよ!

だって センパイ…『ずっとこのまま』な世界は いらないって……

 すっかり解散すると思い込んでいて、まだ困惑しているイイダと、号泣している限界民に、センパイはさらに続けます。

 

だからだよ! ウチらテンタクルズの無敵の最高カラーで 世界を塗りかえるんだ!

やっぱアタシには イイダが必要なんだ… イイダと音楽できねー世界なんて つまんねーよ

 

 

 

 

 

 

 

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 ビティンヌWow~~~~~~~~~~♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪

 

 

ヒメセンパイ… ワタシ… ワタシ…

エ~~~ン!! ヒメ…センパ…ウワ~~~ン!!!

グスン…ヒック… ありがとうございます~ ワタシ うれしいです~ エ~ン! 良かった~

 

 あ、これ、イイダのセリフですよ?

 私のセリフじゃないですよ?? ほぼ同じですけどね???

 

 いや、もう、この、わかりますか!? わかる!?(ウザ絡み)

 この、イイダが欲しかった言葉すべてを真正面から伝えてくれる思慮深さが!!!!

 ファイナルフェス告知からの伏線を綺麗に回収していくイケメンぶりが!!

 

無敵の最高カラー

 ……これはまさしく告知でイイダが言っていた、テンタクルズを組む時にセンパイが言ってくれてすごく嬉しかった言葉!! イイダが恋に落ちた瞬間!!

 ひとりとひとりが出会って、ふたりになったときに生まれた輝きを!! 彼女は「無敵の最高カラー」と表した!!

 その色で世界を染めるというのが、どういうことか……!

 

やっぱアタシにはイイダが必要なんだ」……この言葉。

 ヒメセンパイは望む世界について、「フェス中にずっと考えていた」と言いました。それはきっと前回、フェス告知でイイダが言ったコトについても。

 

 混沌の世界を望むことで、テンタクルズがバラバラになってしまう可能性。イイダが自分の元から離れてしまう可能性。

 ずっとイイダの主張に歩み寄ってきたヒメセンパイは、頭ごなしに否定せず、真剣に考えたはずです。イイダと離ればなれになる未来を。でもなきゃ「やっぱアタシにはイイダが必要なんだ」なんて言い方にはならないでしょう。

 

 新しい出会いと意外性に溢れた混沌の世界と、世界のすべてを変えてくれた運命の出会い。

 ヒメセンパイがそのふたつを天秤にかけ、どちらかを選ぶとすれば……

 

 

 両方に決まってるよなあ!?!?!?

 究極光属性のセンパイが!!! どちらかを!!! 捨てるはずないよなあ!?!?!?!?

 

 そう、「ウチらテンタクルズの無敵の最高カラーで~」と「やっぱアタシにはイイダが~」の2つのセリフ、一見前後がつながってないように見えるんですよ。

 

 でも、こう考えると納得がいきます。

 ずっとこのままの世界はお断り、でもイイダと離ればなれになるのも認めない。

 だから世界がテンタクルズを壊す前に、

 テンタクルズが世界を塗りつぶす!!

 混沌の世界を自分たちで作り上げる!!

 

 そういうことだと思うんですよね!!

 

テンタクルズは まだまだこっからだぜ!

まだ見たことのない世界を、世界中を、ウチらの音楽で メチャクチャ カラフルな世界にしてこーぜ!

ハイ!! 地の果て、深海の底までも ワタシたちの音楽を 届けていきましょ~ね!!

 

 いや、もう……本当に、センパイを信じてよかった……きっとイイダを笑顔にしてくれるって信じてよかった……。

 そう、ここまで来てセンパイは妙にはぐらかしたような言葉を伝えたりしないってわかってた。イイダを幸せにしてくれるって信じてた。

 

 あとは、もう少しセンパイの愛情がイイダに伝わればいいですね!

 イイダはやっぱり幼少期の育ち方からして、「褒められる」「役に立つ」形で愛されることに慣れている子だと思うのです。

 

 だから、センパイがイイダを「必要」としているのは、決してイイダの能力が高いからではないんだよ、イイダのこと本気で愛してるからなんだよ、っていうことを、少しずつでもセンパイから伝えてくれれば……ば……ば……

 

 ……えーっと?

 

 

 …………英語版??

 

 

 

 

BAHAHA! I'm just playn', Marina.

 You know I love you.

 

 

 

 

 ゆー

 のー

 あい

 らぶ

 ゆう

 

 

 ……

 …………

 ……………………えーと、

 

 

 

 ナマ言ってホンットすんませんでした!!!!!!!!

 

 

 

ありがとうテンタクルズ

 ……こうして、スプラトゥーン2ファイナルフェスはテンタクルズ結婚によるハッピーエンドで幕を下ろしました(集団幻覚)。

 

 いやだって海外だよ!?!? ネムーンだよ!?!?

 I LOVE YOUだよ!?!?!?!?

 これで3発売前にふたたび連載されるであろう前日譚小説は海近くの別荘で寝起きの二人が同じベッドでだらだら寝転がりながら何をするでもなくただ互いの指を絡ませる描写からで決定だなあ!?!?!?

 

 

 ……失礼、取り乱しました。

 いや、ファイナルフェス終わってからというもの自カプが幸せなのが幸せすぎてIQが3まで下がってるんですよね~~~~~。

 生きててよかった~~~~!!!

 

  ま、世界進出ということで、やっぱり今後次回作で二人と会える機会はやっぱり少なくなりそうで、それは寂しいですけどね。

 でも幸せならOKです。

 

 

 ともかく、ファイナルフェスはこれでおしまい。

 私がスプラ2を始めたのが今年の1月14日。テンタ沼に墜落したのが、テンタライブのあった1月26日。

 で、最初のテンタ限界記事↓を書いたのが2月上~中旬。

『スプラトゥーン』に全く触れてこなかった百合好きが突然『スプラトゥーン2』を購入、わずか半月でテンタクルズ沼にブチ落とされた話(前編) - たてかんばん

『スプラトゥーン』に全く触れてこなかった百合好きが突然『スプラトゥーン2』を購入、わずか半月でテンタクルズ沼にブチ落とされた話(後編) - たてかんばん

 

 まさかこれほどスプラトゥーンというコンテンツにハマるとは思ってもみず、それから約半年。

 私にとっては早すぎた最後のフェスで、本当に寂しかったです。

 

 でもやっぱり、これからも遊んでいこうって思える戦いでした。

 ここまでこのゲームを好きになれたのも、テンタクルズバレルスピナーのおかげ。

 フェスが終わっても変わらず、3が出るまでバンバン遊んでいきたいですね! まだまだ先になりそうですし。

 現在ウデマエS+、めざせX!

 これからもよろしくたのむぜ相棒(バレルスピナーリミックス)!

 

 とまぁ、小奇麗にしめましたところで。

 

 

 後日、スプラ公式くんがファイナルフェスありがとうムービーを投稿してましたね。

「フレンド・フロム・ファラウェイ」のメロディに乗せた、とてもしんみりする良い動画ですが。

 


スプラトゥーン2 「Final Fest」 ありがとうムービー

 

 ……えー。

 はい。

 3:55~

 

 ……うん。

 わかってたよね。

 任天堂くんがどうあっても追撃の手を緩めないことなんてわかってたよね。

 

 さぁ、それを踏まえて御覧ください。

 これは見ての通り指輪交換ですね(幻覚)。

 

 いやちょっと待ってほしい。ゴミを見る目で見ないでほしい。

 たしかに王冠とヘッドホンは指輪ではない。しかしだ。

 この2つのアーティファクトは2人が日頃かなり大事にしているトレードマークなんだ。

 特にヒメセンパイは他人に王冠を取られると暴れるほど嫌がる、ということがハイカラウォーカーの資料からわかっている。

 その大事な王冠をだ、彼女の頭に載せる意味を考えてほしい。

 そして心の目で見てほしい。

 

 ほら、見えてきただろう。式場が。

 

 

 おめでとう……

 

 テンタクルズ結婚おめでとう!!!!

 

 

 

 余談:

 ところで先日、追い打ちとばかりにテンタライブのライブ音源CDが発売されましたね!! 良い子のみんなはライブ映像つきの初回限定版を買おうな!!

 初回限定版のジャケットは表が現在のテンタクルズで、裏が結成前のテンタクルズのイラストになっており、表の2人は同じ方向を向いてるんだけど裏ではヒメセンパイが下をイイダが上を見ているというドしんどいイラストでまるで未だ見も知らぬ運命の人の居場所を感じ取り邂逅の時を待ちわびているかのよ(以下略)

 

 

 

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