『不朽のフェーネチカ』めっちゃ面白いから人類読んで
アフタヌーン7月号!!!!
みなさんアフタヌーン7月号を買ってください!!!!
僕が大好きな、ともすれば人生で一番好きかもしれない漫画に『辺獄のシュヴェスタ』という作品があるんですけど!!!!
その作者である竹良実先生による新作読み切り漫画、
『不朽のフェーネチカ』が掲載されているんですよ!!!!
いやーーー、僕の『辺獄のシュヴェスタ』愛についてはまた別のところで語らせていただくとして、
とにかく今作『不朽のフェーネチカ』……!
もうほんっっっと面白かった……!!!
なにしろ『シュヴェスタ』からのファンなものですから、もう序盤で修道女が主役だとわかった時点で私の興奮は最高潮でしたね……!!
しかも今回はおばあちゃんだ!!! 現代モノだ!!!!
ローマ教皇庁の審査によって、生前でありながら聖人として認められようとしている現代の聖母マザー・ドロテアが主人公。
そして、その経歴を調査するジャーナリストのアレハンドロを視点役として物語が進みます。
このばあさん!!! めちゃくちゃ裏がある!!!!! なんかスマホ片手にめっちゃ悪い顔してる!!!
新作がどんな漫画でも絶対ついていく気まんまんではあったんですけど、正直、私はまだ『シュヴェスタ』で描かれた修道女の戦いが忘れられていないところがあって。
竹良先生はもともと広く歴史漫画を描く方ですから、シュヴェスタが終わった今、もう強い修道女の物語は期待できないかも、とちょっと寂しく思っていたんですよね。
なんで、今作の題材は嬉しい驚きそのもの!!!
修道院が舞台ではないけれど、修道女として生きた一人の女性の、執念とも言える凄まじい生き様……!!
信念のある強い女性を描く天才では!?!?!?
視点役のアレハンドロもまたいいんですよ!!! 褐色!!! イケメン!!! いいやつ!!! がんばれ!!!
やーー良いところ変わってない!!! むしろどんどん凄くなってる!!!
ああーーーやっぱり竹良先生についてきてよかった!!!!!
しかし、登場人物の生き様も魅力だけど、今回はモチーフになった実際の事件にビビッときた……。
読み進めながら、その正体に思い当たった時はめちゃくちゃゾクッとして。
でも、本当にゾクゾク来たのは、ラジオのシーン……
いや、台詞までネタバレなんで詳しくは言えないけど、警備兵に向けて啖呵を切るシーンがあるんですよ……。
あそこは本当に鳥肌が立った……。
そしてあのクライマックスからの結末……
もう、読み切りどころじゃない読後感ですよ……!!!
85ページに詰め込まれた一人の女性の人生……
まるで映画館でスタッフロールが終わった後の、明かりがついた時の余韻みたいな……
うまくいえないけど……
や、もう、とにかくアフタヌーン7月号を買って読んでください!!! そこに世界一カッコいいおばあちゃんがいる!!!!
左下に超絶美人がいるからそれが目印だ!!! 巻中カラー85ページ!!!
ちなみに電子版もあるそうなので!!! ぜひに!!!
さて『辺獄のシュヴェスタ』の記事もこさえないとな……